NEWS RELEASEニュースリリース
『 国内ゲーミフィケーション業界カオスマップ 2022年度版 』を公開
ゲーミフィケーション事業を展開する株式会社セガ エックスディー(本社:東京都新宿区、代表取締役社⻑執⾏役員 CEO:⾕ 英⾼、以下:SEGA XD)は、ゲーミフィケーションカオスマップ編集委員会(以下:本委員会)を組織し、その運営事務局として『国内ゲーミフィケーション業界カオスマップ 2022年度版』(以下:本カオスマップ)を本委員会活動にて制作、公開したことをお知らせいたします。
■ カオスマップ作成の背景
『ゲーミフィケーション』の概念は、2010年頃に欧⽶を中⼼に広まり、⽇本でも⼀時期盛り上がりをみせました。2020年以降、DXや顧客体験がビジネスで重要視される昨今の時世もあり、有⽤性が再認識されています。
アメリカの調査会社Report Oceanの調査によると世界のゲーミフィケーションの市場全体は、2027年には350億⽶ドルに達すると予測されています。※1
海外では、オンラインフィットネスサービスを展開するiFitsは2021年に200億円の資⾦調達※2を⾏うほか、国内においても、バーチャルトラベルプラットフォーム開発・運営会社のANA NEO株式会社が45億円の調達※3に成功するなど、昨今トレンドになっているビジネスの分野でもサービスにゲーミフィケーションを活⽤しているものが多く、多額の資⾦調達に成功しています。
このように、『ゲーミフィケーション』の概念が持つ、ゲームやエンタテインメントにおける⼈を能動的にさせる仕組みは、マーケティングやプロモーション領域はもちろんのこと、新規事業や新サービス、⼈材育成やマネジメント、社会課題など業界業種問わず幅広い分野での活⽤が期待されるようになってきました。
定性的な部分では、世界的なマーケティングアワードである『カンヌラインズ』における受賞作のうち、『ゲーム』や『ゲーミフィケーション』の構成要素が増加傾向にあり、今や『ゲーミフィケーション』は世界のビジネスシーンにおいて、改めて新潮流の1つになりつつあると⾔えます。
そこで、当社は⽇本のビジネスパーソンに対して広く『ゲーミフィケーション』の有⽤性を認識いただき、『ゲーミフィケーション業界』の存在を知っていただきたいと考え、本委員会の事務局を担当して、『国内ゲーミフィケーション業界カオスマップ 2022年度版』を後述する本委員会メンバーと作成し、この度公開いたしました。
※1ゲーミフィケーションの市場規模は2027年までに350億ドルに達すると予測される
URL:https://www.atpress.ne.jp/news/261048 (2022.07.21現在)
※2 [海外事例にみる継続⽀援アプローチ編]売上に直結!オンラインフィットネスサービスの注⽬事例2社
URL:https://healthbizwatch.com/column/hbw-938 (2022.07.21現在)
※3 資⾦調達のお知らせ
URL:https://www.ana-neo.com/news/pr/202203/20220316.html(2022.07.21現在)
■ カオスマップ作成の趣旨
本委員会では、作成した本カオスマップにて市場理解を深めていただき、掲載事業者とのお取引や協業コラボレーション等により、更に多くの⽇本の事業者がゲーミフィケーションを活⽤していただくことを⽬指しています。
それにより、VUCA時代を⽣き抜く⽇本の事業者が⾃社やサービスの成⻑促進およびその先のお客様への価値貢献がより⼀層できるようになることや、SDGsを含む社会テーマにおける課題解決の⼀助になるよう議論を重ねてきました。
『国内ゲーミフィケーション業界カオスマップ 2022年度版』では、国内のゲーミフィケーション事業者、計206社を選定し、13のカテゴリーに分類しました。まだ国内で馴染みの無いゲーミフィケーション業界全体を可視化し、皆さまの事業や経営課題・解決したい社会課題にあったパートナー選定の⼀助になれば幸いです。
『国内ゲーミフィケーション業界カオスマップ 2022年版』 PDF ダウンロードサイト
https://segaxd.co.jp/PgQeBX4ZZHmP/gamification_chaosmap_2022.pdf
■ カテゴリー分類
まずは法⼈間で取引する企業「 BtoB 」と最終的に⽣活者やエンドユーザーにサービスを提供する事業者「 BtoBtoC , BtoC 」と⼆分割しました。
そこから同じカテゴリーの中でも提供するサービスの特性や業界ごとにセグメントしています。
詳細は以下よりご確認ください。
BtoBソリューション
<業務⽀援/ゲーミフィケーションツール>
受発注にて、⼈事や営業などの業務⽀援や、ゲーミフィケーションを簡単に実装できるデジタルツールや⽀援ソリューシ
ョンを保有している事業者
<体験型研修>
企業研修でゲーミフィケーションを活かした学習コンテンツをユーザー体験型で提供する事業者
<専⾨知識型研修>
企業研修でゲーミフィケーションを活かした専⾨職種や難易度の⾼い知識向けの学習コンテンツを提供する事業者
<コミュニケーション/⾃⼰啓発研修>
企業研修でゲーミフィケーションを活かしたコミュニケーションや⾃⼰啓発に資する学習コンテンツを提供する事業者
BtoB受託
<コンサルティング>
ゲーミフィケーションを企業課題に合わせて設計のコンサルティングやゲーミフィケーションそのもののインプットなど
をクライアント企業へ⾏う事業者
<受託開発/DX含む>
受発注にて、ゲーミフィケーションに関する、あるいはゲーミフィケーションを活かした受託開発を⾏う事業者
BtoC, BtoBtoC
<ヘルスケア>
ヘルスケア(健康・医療)テーマにおいてゲーミフィケーションを活かしたソリューションやサービスを提供する事業者
<リテール>
リテール(⼩売・流通)テーマにおいてゲーミフィケーションを活かしたソリューションやサービスを提供する事業者
<SDGs / ESG全般>
SDGsやESGテーマ全般において学ぶゲーミフィケーションを活かしたソリューションやサービスを提供する事業者
<防災>
防災テーマにおいてゲーミフィケーションを活かしたソリューションやサービスを提供する事業者
<学校教育>
学校教育や学⽣個⼈へゲーミフィケーションを活かした学習コンテンツを提供する事業者
<⽣涯学習>
未就学児以外の個⼈へゲーミフィケーションを活かした学習コンテンツを提供する事業者
<幼児教育>
未就学児対象にしたゲーミフィケーションを活かした学習コンテンツを提供する事業者
■ 掲載した事業者の分類基準
本カオスマップでは、委員会で独⾃に作成した3点の基準を満たす事業者のみを掲載しています。
- ⽇本国内に本社がある事業者であること
- ゲーミフィケーションの上記カテゴリーに分類できるソリューションやサービスをホームページ上に価格と共に記載されているまたは本委員会が有償で提供していることを事実確認できている事業者であること
- 本委員会メンバーから本カオスマップの趣旨から疑義がでない事業者であること
■ ゲーミフィケーションカオスマップ編集委員会の構成
『ゲーミフィケーション業界カオスマップ 2022年版』の監修は以下メンバーの編集委員会にて⾏いました。
株式会社セガ エックスディー | 取締役執⾏役員CSO | ⽚⼭ 智弘 |
⼀般社団法⼈⽇本ゲーミフィケーション協会 | 代表理事 | 岸本 好弘 |
株式会社ゲーム・フォー・イット | 代表取締役社⻑ | 後藤 誠 |
conecuri合同会社 | 代表社員 | ⾼橋 ⿓征 |
エーテンラボ株式会社 | 代表取締役 CEO | ⻑坂 剛 |
株式会社遭遇設計 | 代表取締役社⻑ | 広瀬 眞之介 |
株式会社インターラクト | 代表取締役 | 平林 久和 |
株式会社スプロケット | カスタマーサクセスチームリード/シニアコンサルタント | ⼋⽊ 祐介 |
他1名(掲載⾮公開)
委員会事務局:株式会社セガ エックスディー
■ 当カオスマップについてのお問い合わせについて
当カオスマップは、本委員会独⾃に作成しており、網羅性や正確性を完全に担保するものではございません。
また、各社のロゴを使⽤させていただいておりますが、使⽤上問題がございましたら、⼤変お⼿数ではございますが、下記までご連絡ください。
【 連絡先 】株式会社セガ エックスディー 広報
pr@segaxd.com
■ 本カオスマップについての解説ウェビナーの開催
以下の要領にて、本カオスマップの製作における背景や概要、その活⽤や今後の展望を本委員会メンバーから解説させていただくイベントを開催いたします。
テーマ:国内ゲーミフィケーション業界カオスマップ 全体解説とその活⽤について
⽇時:2022 年8⽉10⽇(⽔)17 時〜18 時
開催形式:ZOOM 経由でのオンラインセミナー(ウェビナー)
参加費:無料
登壇者:株式会社セガ エックスディー 取締役執⾏役員CSO ⽚⼭ 智弘
株式会社遭遇設計 代表取締役社⻑ 広瀬 眞之介
申し込み URL:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_MGSgfb1BSGywVkCyIvs_gA
本委員会の結成を契機に、上記ウェビナー以外にも本委員会メンバーにてゲーミフィケーション業界へ貢献する事業活動を鋭意実施していく予定です。本委員会メンバーの講演会やイベント、セミナーも別途企画しておりますので、その際には追ってご案内をさせていただきます。