NEWS RELEASEニュースリリース
セガ エックスディー、“友達といきたくなる避難訓練”を目指した 『エンタメ系避難訓練』の企画、体験設計で参画
株式会社セガ エックスディー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長執行役員 CEO:谷 英高)は、大阪府泉大津市にて、泉大津市・パナソニック システムソリューションズジャパン株式会社、当社で企画運営する“友達といきたくなる”『エンタメ系避難訓練』を3 月 21 日(祝)に開催したことをお知らせいたします。
大阪府泉大津市は、高校生・大学生を対象に自然災害と感染症の複合災害に備えるための訓練を 3 月 21 日(祝)に開催しました。桃山学院大学・大阪高等学校・大阪夕陽丘学園高等学校の学生・生徒を中心に、一般参加者や市職員を含め 60 名以上が参加しました。
企画運営は、泉大津市・パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社・当社セガ エックスディーが担い、行政・ゲーム・IT・教育の異色コラボで誕生したエンタメ系避難訓練を開催しました。
■ 背景
< “低い”若年層の防災意識 >
今年 1 月、南海トラフ巨大地震の発生確率が 90%程度に引き上げられました。
災害が発生した際には若者の力は非常に重要となってきますが、若年層ほど防災意識が低い傾向にあり、自主的に市の避難訓練に参加することはほとんどありません。
< 若年層が“友達といきたくなる避難訓練” >
若年層に行動変容を促すためには、防災に興味・関心をもってもらわなければなりません。
そこでセガ エックスディーは、ゲームづくりで培ったエンタテインメントナレッジを活かして“友達といきたくなる避難訓練”を企画しました。
■ 避難訓練について
< 体験型ゲームで“実物に触れ”、“学ぶ” >
訓練形態は若年層に人気がある街を歩きながらミッションをクリアする、体験型ゲームイベントです。街中にある防災倉庫、避難標識などを探し、各スポットのミッションをクリアしながら避難所を目指します。
「津波をゾンビ」に、「避難所をシェルター」に見立てて、ゾンビが苦手な高台のシェルターを見つけて脱出するストーリーです。ゲームを通じて、地域で発生する災害リスクや対処法を効果的に学ぶことができるかを検証しました。
避難訓練はスタート地点の旧浜幼稚園からゴールまでの直線距離約 1.2 キロ周辺で開催。
日常空間には避難誘導看板、海抜表示など様々な災害情報がありますが、街中にある災害情報を読み解けたか、コロナ禍で必要な避難行動が理解できたか、訓練終了後、参加した高校生・大学生の生の声を聞き取りました。
アンケートでは、『楽しく体験できた』『防災意識が高まった』『災害時の行動に役立つものがあった』が共に約 9 割「そう思う」と回答。「ゲーム性もありながら災害の事も勉強できて、心に残りやすいと思いました。」「とても面白く貴重な体験をありがとうございました!防災訓練を通して色んなことを学ぶことができました。」「今まで標識を気にしたりすることが無かったので今回の経験で標識を確認する習慣が高まりました。」などの回答を得ることができました。
< 開催概要 >
日時:令和 4 年 3 月 21 日(祝) 午前 11 時~午後 4 時(予定)
集合場所:旧市立浜幼稚園
内容:① エンタメ系避難訓練(市内一円)
② 高校生による講評(市立総合福祉センター)