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WHAT'SGAMEFULDESIGNゲームフルデザインとは

1.ゲームフルデザイン概要

注目され始めた
「ゲームフルデザイン」

人間の体験や行動まで着目し、人間の本質的な理解をもってアプローチする体験設計アプローチ「ゲームフルデザイン」。この言葉は米国で近年使われはじめ、教育やビジネス向けSaaSなどでもその思想を取り込んだ事例も増えてきています。はたしてこの「ゲームフルデザイン」とはなにか。基礎的な用語解説から「ゲームフルデザイン」におけるセガ エックスディーのオリジナルメソッドの一部をご紹介します。

“ついやりたくなる
”体験設計
「ゲームフルデザイン」

「ゲームフルデザイン」とは

内発的な動機づけを通じた、ゲームをはじめとするエンタテインメントの「ついやってしまう」「ついやりたくなってしまう」「ついやり続けたくなってしまう」仕掛けを活用して課題を解決する体験設計アプローチです。

1-1ゲーミフィケーション
ゲームフルデザイン

「ゲーミフィケーション」の言葉としての使われ方は「バッジ」「レベル」「リワード」など手法論として使われることが多いですが、本来の言葉の意味は〈ゲーム要素の非ゲーム分野への応用〉を指します。
これに対して「ゲームフルデザイン」は〈ゲーム要素を応用した体験設計〉であり、人間のポジティブな内発的動機付けを引き出す体験設計になります。言い換えるなら「ついやってしまう」「ついやりたくなってしまう」「ついやり続けたくなってしまう」をつくる体験設計です。
ゲームフルデザインはゲーミフィケーションの中に内包されており、CXデザインやビヘイビアデザインの一手法に位置します。
対象とする人たちの人間理解を精緻に行い、ゲームナレッジを活用したアプローチで行う体験設計が「ゲームフルデザイン」です。

Gamification(ゲーム要素の非ゲーム分野への活用)、Behavior Design(行動設計)、CX Design(体験設計)が重なり、中心にGameful Design(ポジティブな体験参加を促す体験設計)が配置された図

1-2ゲームフルデザインが
内包する価値

ゲームフルデザインは人の内発的動機に働きかける体験設計のアプローチ手法です。ゲームフルデザインによって人間の内面に働きかけ、金銭的価値の追求や強制をされるでもなく、自発的・能動的に行動を変えたくなり、その変化を通じて課題が解決され世界がより良くなっていく、そんな社会の幸福度を高める考え方・手法が「ゲームフルデザイン」です。

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